奉仕活動

                                                                            • -

Q5.他の対外活動では探せない私たちの対外活動と恩恵があるならば?
1.参加者電源120時間奉仕活動確認書 発行
 (最大8時間+15日 120時間)
2.参加者電源イタリア、フィレンツェ市庁功労賞発行
3.参加者電源韓国広報トゥレプルロ修了証発行
4.活動内容により個人およびチームに対する最優秀賞、奉仕賞、功労賞授与
5.優秀活動者で選抜時活動関連就職推薦書発行
6.優秀活動者で選抜時ステップ選抜&次に副元帥ステップ活動にともなう海外探訪 支援
7.優秀活動者や選抜時2013年夏休み独島 (ドクト) 探訪支援
 (個人負担5万ウォン)
8.優秀活動者や選抜時後援団体功労賞および上場発行
 -独島(ドクト)守護国際連帯、仁川(インチョン)広域市、ハングクトカングアセゲファビョプエ

Q6.対外活動をする場合、入社時恩恵がありますか?あるいはインターンシップ採用での恩恵はないですか?
 はい当然あります。ただしすべての方に恩恵を差し上げることがいいえと活動されるにあたって優秀活動者を選出して優秀活動者にはインターン採用をすることになります。

Q7.こうした方々は必ず支援してほしいという部分があるならば?好む支援者がいるならば?
 その誰より情熱があふれられる方が支援して下さればと思います。

Q8.志願者項目中で自己紹介と活動抱負ではどんな部分を重点的にアピールすることが合格にさらに有利でしょうか?”志願者作成時このような部分をアピールしろ”という助言のした言葉お願いします。
 いろいろあるだろうが最もアピールになるププヌンジャシンマンの特技という点です。志願書作成時自分だけの特色ある特技を記入して下さればと思います。

Q9.面接選考に関しては詳しい情報を確認できなかったですが。面接はどんな形式に進行されるんですか?
 面接は電話上で進行されるでしょう。

Q10.今まで多様な合格戦略に対しておっしゃられましたが。担当者の方がセンガカシヌナプキョク 核心戦略は何ですか?
 私どもはどうしても電話面接で成り立って見たら、参加者声を聞いて合格が決定されます。
参加者声でどれだけの情熱があるのか、その情熱で判断することになります。

Q11.書類選考と面接典型時、これだけはするな!注意する点は?
 書類を誠意なしに作成するとか、全画面皿 誠意なしに答えられる方ではないがきます。

Q12.最後に支援を迷っているこれらに伝えたいお言葉があるならば自由にして下さい。
 新概念ユロッペナンヨヘンミショントゥレブルロを通じて新しい大韓民国青春らとソトンハミョスペク u p まで!
今まで誰も経験できなかった喜びと成就が二倍になる特別なヨーロッパペナンヨヘンイシジャクトェムニダ
”旅行と文化交流、スペック業”という三匹ウサギを捕まえるためのミショントゥレブルロ迷わずに受講して下さい^^

オオ面接が電話面接とは初め大きくて特色あるんじゃないですか?
そして今回活動の最も核心的な要素は旅行と文化交流、そしてスペック業!これという点!

クロッタミョンミショントゥレブルロがなるためにはどのようによく~料理あるようにしてこそ合格できるのか調べてみに出てみましょうか?
”合格Tip”読んでポンミディオヨロブンミショントゥレブルロがなってみて下さい!

Tip整理してすぐに合格する勢い!
合格率700%上げる[’アイクス’ユロムシショントゥレブルロ] Tip

1.志願書を作成する時最も重要な!自分だけの特技を強力にアピールする
2.誠意なしに書類を作成したり電話面接をハムにおいて誠意なしに答えればNo!No!
4.http://cafe.naver.com/specup/1076748に接続してより一層多様な資料と動画を調べる。

                                                                              • -

http://www.punmedia.net/1276
아이투스

 アメリカでボランティアが就職や成績に有利というのを取り入れた結果かと思うが、こういう、履歴書に書ける資格を金で売るような業者がたくさんあるのだろう。「”旅行と文化交流、スペック業”という三匹ウサギ」ねえ。

 旅費に9万5千ウォンも出してるというので、善良な日本人が「それはぼったくりじゃないの?今度は自分でチケット取って来たらいいよ」なんて親切に言うのを黙って微笑んで聞いていた。正直に「就職に有利なんです」「資格費用も含まれてるんです」「これで優秀者に選ばれたらもっとオトクなんです」と言ってくれれば、それはそれで納得するのに。

 「国際交流」するお人好しの日本人が交通費や各種施設の入場料に何千円も(通算6〜7千円以上の場合も)出すのを平気な顔で見ていたし(自分たちは周遊券を配布されているので無料)、韓国人の若者は礼儀正しいというイメージが完全に崩れた。もちろん人によるのだろうけれど。

 韓国ではまず「外見至上主義」が厳然とあり、それより上に「年齢至上主義」が厳然とのしかかっている。従って若さと美しさに準じて大切にされる社会であるというのは、向こうは日本と違って裏表はあまりない社会のため、別にうがった見方でも何でもなく、ごく普通のことなのだ。同じ若い日本人女子でも「外見」の差での扱いの差も目の当たりにしてしまった。えげつない。

 いやに一生懸命働いてる子がいると思ったら、旅費払ってるのに何でこんなにやってるのだろう、真面目だなあ、と思ったら、全部自分のためだったのだ。事情を言ってくれれば、それはそれで全く構わないと思うのだが。韓国好きでお人好しな日本人に前もって何も知らせず金と労力を使わさせ、それでも日本人が嬉々としている図を見てしまうと、さすがにいやになる(「もともとボランティア団体だって言ってたよ」と日本人。おいおい)。

「もし僕のパパがロックスターだったら」 本の感想と覚書

 デヴィッド・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズ(幼名?ゾウイ)は現在映画監督をしていて、なかなか評価の高い映画をつくっているということを昨年あたりに知り、デヴィッド・ボウイの息子として育つのって一体どういう感じなんだろうなあ、すげえ環境だよなあ、などと考えていた。一番ハデだった頃のボウイとアンジーと一緒に写っている子供の写真を見たことがある人なら誰でも「あの子供が…」と感慨にふけるはずだ(どう見ても、子供の教育には悪そうな環境に見えた)。しかも、ダンカン氏はかなり堅実な人物に育っているらしい。

 そもそもamazonジェフ・バックリィを検索したら、この本が出てきたのだ。ジェフ・バックリィを検索するだけでこういう本を出してくるamazonの検索システムに驚いた。

 ジョン・レノンの人格についての記述がかなりネガティブで、ジュリアンにはたいへん同情してしまった。ポール・マッカートニーがジュリアンを可哀想に思って「ヘイ・ジュード」を作ったいきさつもよくわかった。今までなんでジョンの子供の歌をポールが作って歌ってるのか、意味がよくわからんかったので。

 ポールといえばリンダ・マッカートニーという人も不思議な人で、特にすごい美人というわけでもなく、離婚歴もあって連れ子もいたのに、ポールはどんな女も選り取りみどりの中、この人を選び、添い遂げた。一体リンダにはどんな魅力があったのだろう。この本によると、ウイングスでリンダがバンドに参加したのも、リンダは渋っていたのに、四六時中一緒にいたいと望んだのはポールだったのだそうだ。

 息子が堅実で立派な人物に育ったデヴィッド・ボウイなのだが、この本によると、けっこうあれで息子の教育には気を使っていたようだ。悪いひとたちや環境から守ってやり、そのおかげでデヴィッド自身も悪い環境から身を引けた部分もあったようだ。麻薬で苦しんでいた頃、息子にかなり助けてもらったと書いてあった。ロックスターにはクレイジーに見えてホンマにクレイジーな人と(キース・ムーンとかオジー・オズボーンとか?)戦略的にクレイジーに見せているけど、実生活ではけっこうちゃっかりしっかりやっている人とがいるみたいだ。ボウイは後者なのだろう。イメージと違うといえば、フランク・ザッパが実は麻薬は全くやらないというのも面白い話だと思う。

 少し前、ネットでボブ・ゲルドフの娘のニュースを見つけ、それでゲルドフ家とマイケル・ハッチェンスとの間の騒動を知った。これはいろんな醜聞のデパートであり、この本では(普通は自殺とされている)ハッチェンスの死因もさらっとはっきり「性的な事故」と書かれていた。youtubeにその点についてのドキュメンタリーがあったので見てみたら、化粧っけのない生前のポーラ・イェーツがインタビューに答えていた。リンダも不思議だけどこの人もまた不思議で、たぶんハッチェンスより年上で、それほど美人というわけでもなく、3人の子持ちで、一方ハッチェンスはセックスシンボル的なロックスターで、女は選り取りみどりでスーパーモデルと付き合っていたのに、不倫の上この人と結婚する。どこがよかったんやろうなあ…としみじみする。ポーラ・イェーツという人の人生の浮き沈みも。ハッチェンスの死因は…そういうこともあるんかいなあ…とこれもしみじみした(英語なのでよくはわからないが、ドキュメンタリーに出ていた専門家によると、□□しながら○○すると△△だとか何とかで、これにはまっている人は実は多いのだとか。元妻のイェーツも、彼は本当にデンジャラスボーイで、付き合いきれないこともあったと語っている)。

 掲載されている写真の、セレブの子供たちを見ていると、みんなセレブの親と顔がよく似ている。親子ってこんなに顔が似るもんなのかな、2分の1のはずなのにな、と変なことに感心した。きょうだいは似てないこともあるのに、親子って似るんだね。

「オスカー・ワイルド」 映画の感想と覚書

 昔のVHSビデオを整理してたら出てきた。1997年イギリス映画。ジュード・ロウが主要な役で出ているのにDVD化されていないのは同性愛を扱ってるからかな? 輸入DVDはアマゾンに売っていた。原題は「Wilde」。

 映画はなかなか美しかったけれど、これどこまで史実なんかな?というのは常に頭についてまわった。エピソードは史実通りだと思うけれど、登場人物のキャラクターが・・・。まず、オスカー・ワイルドってほんとにこんなに優柔不断で流されやすくて情けない性格だったのか? 映画の中では、口は達者で軽薄な言葉がぺらぺら出てくるけれど、基本的には真面目で実直な人間に描かれている。でも実際は耽美趣味はめちゃめちゃ強かったわけだし、破滅的な美学も持ってたはずなのに、あまりそういう風には見えない。ただ、魔性の男に出会ってしまったために身を持ち崩してしまっただけ、という風に見える。ほんとかな?

 相手役のアルフレッド・ダグラス卿も、自己中心的でわがままで男を振り回す魔性の男として描かれているけど・・・どこまで本当にこういう人だったんだろうか。ただ、わがままで男を振り回す魔性のオム・ファタル役としてはこのジュード・ロウは完璧ではある。

 しかし伝記映画って普通、本人より美化した俳優が使われないか。この映画みたいに本人よりブサめの俳優が使われるって珍しいのではないかな。写真見る限りワイルド本人はイケメンまではいかないがけっこう伊達男で、ここまでひどくはない。これではまるで、美青年に魅入られた、社会的地位はあるがしょぼいオヤジみたいだ(表情がまた、タレ目で本当にしょぼい)。正直、ベッドシーンとか、ちょい微妙。

 美青年に魅入られたオヤジ、というちょっとありがちな構図に見えるところ、もしかしたらこれは「ベニスに死す」風に作られた映画なのかもしれない。美青年と有名作家、ということでベタにそういう話になったのかな。もうちょい違うアプローチのほうが楽しかったかもしれない。

 ランボーとベルレーヌの話も、ランボーテレンス・スタンプのがあって、昔から見たかったんだけど機会がなく見ていない。「太陽と月に背いて」ではディカプリオがランボーをやっているらしく、これも悪くなさそう。

ロンドンオリンピック閉会式について

 閉会式に年寄りのロックスターがたくさん出ていたと聞いて、「オリンピック 閉会式」でぐぐってみた。そしたら「オリンピック閉会式のNHK解説に批判殺到」みたいな記事が上にだーーっといっぱい出てきた。アーティストの演奏中にアナウンサーと解説者が無駄話をしまくり、演奏が満足に聞けなかったらしい。

 アテネオリンピックの開会式の時、ビョークヨーヨー・マの演奏中にアナウンサーがいらん話をべちゃくちゃしまくり、演奏を静かに聞けなくてテレビに向かって激怒しまくったことがある。「黙れ!」と何度机を叩いて叫んだかわからない。すぐさまNHKのサイトから苦情を送った。もちろんそんな意見が受け入れられるわけもないので今回のことも起こってるわけだけど、当時は、こんなことでイラついてNHKに苦情送るのは私くらいのもんなのか、日本人は音楽聞くのを邪魔されても嫌だと思わないのかなあ…などと思ったもんだった。今回のは大御所がたくさん出ていたのでそれを目当てに見ていた人が多かったことと、何といってもTwitterの存在が大きいということだろう。

 gorin.jpで閉会式の抜粋を見ることができた。もちろん無駄話つきだけど。次々におじじ達が出てくる。ジョージ・マイケル、ペットショップボーイズ、WHO、スペシャルズ、オアシスの人(違うバンドやってる)、クイーン、キンクス…。キンクスにフーって一体どこまで古いん。マイ・ジェネレーションやってるよ…。確かに見る方も年寄りならある程度楽しめる、というか笑えるけれど、何だか変な感じ。なんちゅうかなあ…新しさがない。バカなアナウンサーが「ベテランから若い人まで」とか言っていたが、実際は年寄りがほとんど。MUSEとかFat Boy Slimでずいぶん若いほうに見えた感じ。

 その中で良かったのがアニー・レノックスだった。これだけは(笑わずに)普通に鑑賞できた。でっかい船の穂先に乗ったパフォーマンスもかっこよかった。何より、(他の人に比べて)あまり年をとっていない。美しい。ところがNHKの閉会式再放送ではアニー・レノックスの部分はカットされていたというから、いかにNHKが趣味が悪いかがよくわかる。

 というか、この閉会式(開会式も)じたいが、いまいち趣味がよくない感じがした。全体に「イギリス」のゴリ押し、それも誰もが知っているようなベタで陳腐なイギリスのアピール。勝手なイメージだけど、イギリス人ってもっとひねくれ者で一筋縄でいかない感じじゃなかったかなあ。こういうパフォーマンスって、当のイギリス人は嫌がってる人が実は多かったりして。

 ストーンズは出演を断ったらしい。えらい。と思ったが、お年寄りだし健康問題だったりして、と思うとトホホだ。Zepも断ったらしいが、こちらは前回の閉会式にロンドン代表として出ていた。マッカートニーは開会式でヘイ・ジュードの大合唱をしたらしく、輪をかけてベタ。

 ジョージ・マイケルはたしか昔ハッテン場でなんかしてたところを逮捕されたりしてなかったか。Mr.ビーンもたしかなんかなかったっけ? すっかり大丈夫なんだなあ、と妙な部分で安心したりした。どうせならボーイ・ジョージも出てきたら面白かったのに。

 アテネオリンピックの開会式・閉会式ではアテネ色もギリシャ色も強くは出していなかったように思う。出演していたアーティストも国籍はいろいろだったし、今回みたいにナツメロは演奏してなかった。おそらく最も「オリンピックはギリシャ!」とゴリ押ししてもいい立場でありながら、グローバルでアート色が強く、「これからのオリンピック」を感じさせるショーだったと記憶している(あんまりしっかり見てないので印象だけど)。今回のロンドンの見てると、何だか逆にイギリスの文化的衰退を感じる気がする。その後のギリシャの経済的衰退と比べるとましなのかもしれないけれど。

 そういや韓国もオリンピックのあと経済破綻してIMF管理に入ってた。オリンピック、経済には良くないのかも?

ピビンパの国の女性たち/伊東順子 本の感想

 2004年発行の韓国についての本。「もう日本を気にしなくなった韓国人」とあわせて読んでみた。「疑問点の多い本だ」とamazonのレビューに書かれていたけれど、確かに「えぇー?そうかなあー」と突っ込まずに1ページも読み進めることが難しい。だから読むのに妙に時間がかかった。オヤジ向けに斎藤美奈子調で書こうとしてると思うのだけど、品がなくてどうもいけない(単に下ネタが多いという話ではなく。多いけど)。

 けど、あとがきに次の文章があって、それで何となく全部許せる気がした。執筆時はイラク人質事件があったあとのよう。

<私はこんなとき、韓国の人々がとてもうらやましくなる。時代への当事者意識もさることながら、なによりも傷ついた人に優しい。弔問に訪れた制服姿の女子中学生が涙を流していたが、他人の死をちゃんと悲しめる心がここの人々にはある。
 それに比べると日本人はいつのまにかひねくれてしまい、優しさを失ったように思える。イラクでの人質家族や、拉致被害者家族会へのバッシングなどはそのいい例だ。ひょっとしたら、最近の韓国ドラマ人気も、そこに私たち日本人が失ってしまった、人間の素直さや優しさが残っているからかもしれない。>

久々のマル激

 いくつか見たい回があったので、久々にvideonews.comに入った(あまりにもM氏が嫌いなので、お金を払って見る気にはなれず普段は入っていない)。

 「噂の真相」元副編集長の川端幹人氏の回が面白かった。編集長の岡留氏とは今まで3度ほど大ゲンカしたが、「君はただのサブカル左翼だからそんなシニカルなんだ」と言われたらしい。サブカル左翼って言い方、ほんとにあるんだ。
 M氏と同じ歳の川端氏、「540度回って左翼、という風になりたいといつも思っていた。そういう意味で言うと宮台さんは僕の希望の星でもあったんですけど。でもまあ宮台さんは自分では右翼だってずっと言ってるからね」。M氏はこの場で(時勢を考えてなのか、神保さんの前だからなのかは不明)右翼とイキがっていたことを言われたくなかった様子で、いきなり左翼的教養をひけらかし出してごまかす。挙句に自分は岡留氏と同じだ、と言い出すのでびっくり。そんな安全な場所にいて。

 サヨク的文化人の土壌にどっぷりいる中で「俺は右翼だ」と気取っていた人間が、私は心底大嫌いだった。左翼の中にいて右翼を気取る卑怯さ。右翼だというなら、マル激に出るのではなく右翼チャンネルに出ればいいはず。そういう人たちはもともと風見鶏のように空気を読んで他人に媚びて生きているので、今は右翼を気取ることを手のひら返すようにやめてると思われるけれど。

 やはり嫌すぎる。ゲストは面白いことが多いんだけど。神保さんはジャーナリストとして信用してるけど、M氏と気が合うってところで最終的に信頼しかねる。

マンション自治会というもの

 マル激で神保&宮台が「マンションの自治会というものは日本人には本当に向かない」というようなことを言っていたことがある。じゃあ外国人はどうやって解決しているのか教えてほしい。

 マンションの自治会というものに、今まで2ヶ所、行ったことがある。

 1ヶ所のは、つねづね家にまわってくる自治会からの文書を見て、何かと勝手に決めてるなあ、必要のないものに独断でお金使ってるなあ、と感じていた。「安心安全のため」とかいって、耐震検査とか防犯カメラとかに数百万。私には無駄としか思えなかった。きっと自治会はひどいところに違いない。と思って会議に行ったら、何のことはなくしゃんしゃん自治会。参加者は思ったよりいたが、誰もほとんど発言せず、静かなもんだった。拍子抜けした。

 会議が終わってから管理会社の人に「自治会ってどこもこんなもんなんですか?」とそっと聞いてみた。ここの管理会社は電話した時に出る営業の人は不動産屋みたいにチャキチャキした人が多いのだが、会議に来ていた人は、温和そうな白髪まじりのおじさんだった。おじさんはこう言った。

 「いいえ、ここの自治会は、ものすごく平和です」
 「えっ、ていうことは、普通は」
 「普通は、ものすごくもめます。こんな平和なことはありません」

 ものすごく、のところに静かだか感情がこもっていて、おじさんの普段の苦労がしのばれた。

 もう1ヶ所の自治会のほうは、ふるーいところで、人数も多く、参加者はお年寄りが多かった。若い人もいたのだが、発言が多い人が70代らしき人が多いので、特にそう見えたかもしれない。

 こちらの会議はもう、どう表現していいかわからんくらい、紛糾した。からむのが大好きな人たちがいちいち細かいことにからみまくり、理屈も道理も通らず、まったく会議は進まず、何も決まらない。決まるわけがない。「バカヤロー」だの「出て行け」「黙れ」「お前こそ黙れ」といった怒号が飛び交う。そしてここが日本人らしいところなのだが、「黙れ」とか罵倒しながらも、ちょっとえへっと笑っていたりして、微妙に「ごっこ」くさいのだ。ためにする怒号。それだけに、なおさら会議は進まない(ほんとに意見が違うから紛糾してるだけなら、意見さえ合えば進むはずだもんね)。予定の時間の倍以上かかってもまだ終わらない。

 私は、前のことがあったので、なるほど普通の自治会ってこういうもんなんだな、前に管理会社のおじさんが言ってた通りだな、と感じていた。それで、帰る時に、こっちに来ていた管理会社のおじさんにも、そっと「自治会ってどこもこんなもんなんですか?」と聞いてみた。こちらも温和そうなおじさんは、きっぱり「いいえ」と答えた。

 「私は今日ヘルプで来たんですけど、びっくりしてます。普通は、もっと平和です」

 どっちが本当の姿なんや?と思った。たまたまこの2ヶ所があまりにも両極端で、この間のどこかに真実はあるということなのだろうか。

 いずれにしろ、あれは確かに日本人には難しいと思うわ。他に方法もないしああするしかないのだろうけど。友達のいるマンションでも、入ったときにはペット可だったのに、のちに自治会で禁止になった、と嘆いている人もいる。うるさい少数の人の意見が通っちゃう上に、自浄作用がないからねえ。