モノの整理

 去年から今年にかけて、1年間に引越しを4回(うち半年で3回)した。オタク的なところがあるので、今まで「モノが多い」ということにあまり疑問を持ってこなかったけれど、さすがに荷物をたくさん抱えているのが馬鹿らしくなった。部屋を探す時に、ほかの条件より「とにかく荷物が収まるかどうか」に気を使わなければいけないのにも飽きた。不動産屋に「荷物が多いので、古くてもいいから広いところ」といちいち言うのにも飽きた(もちろんお金持ちなら「古くても」は省略してもいいわけですが)。

 それでこのところはずっとモノの整理と処分をしている。一気に捨てたらすっきりするのだろうけど、なかなかそういうわけにもいかず、まあ徐々に進めています。モノの量は1年前と比べたら三分の一くらいになっているだろうか。かなり減っているはずなのに、それでもまだたくさん残っているのを見ると、いったい元はどれだけあったんだろうとくらっとくる。

 世間のことには激しくうとい。しばらく前は確か「収納ブーム」だったと思うのだけど、いつの間にか世はすっかり「捨てるブーム」になってるんですね。私と同じく、世間にはモノが溢れかえっていたわけだ。

 今年はじめにラジオ付きICレコーダーを買ったらこれがすごい便利で、これで十分じゃん!と思い、ミニコンポ(ミニといっても今となってはけっこうでかい)を捨てた。買ったのはサンヨーのICR-RS110Mという機種で、語学学習者向けにAMチューナーが入ってる。ラジオ深夜便を録音して昼間に聞こうと思って買ったけど、深夜便が面白くなくなったので、結局メーカーの思惑通り語学学習用になってしまった。あとはピーター・バラカンゴンチチの番組録音するくらい。パナソニックになっても定番で出し続けてほしいです。

 これで「小さいって素晴らしい!」としみじみ思ったので、パソコンも買い換えることにした。ていうか前の自作機は引越しで手荒に扱われたため壊れてしまったので、部品を変えようかと考えていたけど、この際一から買い直すことに。もう自作はしないつもりだったけど、調べてみたら円高のせいかパーツが安かったので、まあそれならと思い、一番小さい規格で作った。3万円弱で揃ったし、これなら壊れてもそれほど惜しくないし。ちょうどモニターも壊れてたので、薄くて軽いLEDに。ほんとうに、スペース取らないって素晴らしいです。小さいって素晴らしい。軽いって素晴らしい。